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zoom RSS 太陽電池の特許分類 −まとめに変えて−

<<   作成日時 : 2009/10/11 16:26   >>

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 太陽電池を終わるにあたって、特許分類についてまとめておきます。

・IPC
 太陽電池のIPCは光電変換装置に対応するH01L31/00の下位にある
   H01L31/04 ・変換装置として使用されるもの
   H01L31/042 ・・光電池のパネルまたは配列を含むもの
の2つです。

・FI
 FIはH01L31/04と06で、04の下がAからZまで22項目にも細分されています。

 まずはH01L31/04@A(以下は最後のアルファベットのみ記します)が単・多結晶、Bがアモルファスです。ここには大体シリコン(及びW族)が分類されます。

 以下に電極、基板(HとM)、接合構造(LとN)、集積型(CとS)、積層型(YとW)、膜の製法(XとV)があり、それぞれ単・多結晶かアモルファスかに分類できるようになっています。

 ここでCとSが集積型ですが「モジュールもここにつける」と注書きがあります。これが曲者で、「モジュール」という語は、複数のセルを並べガラス板に挟んだ太陽電池パネルを表す語としても使われています。しかし分類上でのモジュールは1枚の基板上に集積化されたものをいいますので注意が必要です。モジュールはほとんど薄膜型(C)でSi単結晶でこれに該当するもの(S)は少ないと思われます。

 W族系以外の材料は結晶構造によらずにDの有機半導体、Eの化合物半導体に分類します。なお、電解質を用いる湿式太陽電池(グレッツェル・セル)はその他のZに分類します。これに関しては電池など電気化学の方(H01M14/00)に優先して分類することになっています。

 Fは反射防止膜や裏面反射膜などのセルに設けられる膜類、Gはレンズ、反射鏡、フィルタなど外に付ける光学部品類、Kは電源回路、試験装置です。

 Pは太陽電池時計ですが、今となっては一項目を割くほどのことはなくなっているように思います。Qの応用は太陽電池自体には特徴がなく、応用先に特徴がある場合に分類されるもので、応用先の方で主な分類がされているのが普通です。Rの発電装置は現在、出願も多く重要な分類になっていると思われます。

・Fターム
 FタームはAAからKAまで11種類に大きく分類するタームが定められています。

AAは本体材料の分類で、W族と化合物半導体、有機半導体、電解質がそれぞれ用意されています。W族だけ、結晶構造に細分できるようになっています。

BAは用途と目的ですが、タームがあまり多くありません。太陽電池の場合、目的のほとんどが効率の改善や低コスト化ですが、これらは改めて分類しないことになっています。

CAはアモルファス膜の製法でかなり細かい分類になっています。このFタームリストが作成された時点では新しい重要技術で出願が多かったためと思われます。CBはアモルファス以外の製法です。結晶成長、薄膜形成、加工など雑多です。

DAは素子構造でpn型とかpin型、タンデム(積層)型などを分類する重要なタームです。EAはモジュールでFIのところでも説明したようにパネルと混同しないように注意する必要があります。

FAは電極、GAは基板、HAはその他の膜などで、それぞれ材料や構造、機能で分類するようになっています。

JAが発電装置です。タームが少なく、細かい分類ができないのが現状です。KAは制御や試験です。

 以上のように大体これまで説明してきた内容が収まるような分類コードが用意されていると思います。ただ時間経過とともに技術の重点が移っていますので、タームの過不足が出てきており、いずれ修正が必要になるように思われます。

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