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zoom RSS 演色性(つづき)

<<   作成日時 : 2013/02/24 19:40   >>

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 前回、演色性の評価のもとになるのは、基準光源で照らしたときと試験光源で照らしたときの色差ΔEiであることを説明しました。このΔEiの数値をどうやって求めるかについてはまだ触れていません。

 色差とは2つの色の違いですから、2つの色の色度座標がどのくらい離れているかで評価するのが順当な考えです。xy色度図からuv色度図へ改良が行われたのは、色の違いが色度図内の座標間の距離と一致するようにするためでした。ということは色差を表すにもuv系を使うべきことがわかります。

 ただ色差には明るさの要素も含まれますから、明るさを含んだ3次元系で考える必要があります。CIEでは1964年に均等色空間を提示しました。これについてはJIS Z 8726にも記載されていますが、均等色空間の座標をU*、V*、W*の3次元で表し、座標(u,v)の光源に照らされたi番目の試験色の明るさYを加えた色度座標を(Yi,ui,vi)と表すと、変換式はつぎのようになります。
  
  
  

 基準光をi番目の試験色に照射したときの色Rの座標をU*r,i、V*r,i、W*r,iとし、試験光源の光をi番目の試験色に照射したときの色Kの座標KをU*k,i、V*k,i、W*k,iとすると、この標準光と試験光源の照射による色差ΔEi
  
と表されます。これは色度図上の点Rと点Kの幾何学的距離に相当することがわかります。

 この色差は点Kが黒体放射軌跡上かその近くにある場合だけに成り立ちます。Kが黒体放射軌跡から外れた場合には少し話が変わってきます。これはつまり光源が自然光から離れた色の着いたものである場合に相当します。この場合は演色性の観点から言えば、色差が大きくなり、演色性は低下します。

 ところが人間の感覚は視覚に限らず、環境に順応する能力があります。このため色の着いた光で照らされた環境にしばらくいると、かなり自然光環境にいたときの色の見え方に近づく傾向があります。これを色順応と言います。

 この色順応について「どうして色はみえるのか」では第2章の8で詳しく説明しています。これによると1色の色面だけを見るような条件を作り、そこに光源からの光を照射する実験を行うと、この場合には理論に沿った色の変化を人間の眼は感じます。色順応が起こるのは比較の対象になる色々な色が見えていて、かつその全体が1つの光源で照明されているような環境の場合です。自然光の屋外からオレンジ色がかった電球で照明された室内に入った場合に本来ならばかなり色が違って見えるはずなのがそれほどでもないということが起こるのです。

 色差を考える際にはこれを補正しておく、つまり色順応がない状態で考えないといけません。そこでCIEは1975年に補正方法を規定しました。その補正式はJIS Z 9726に載っていますが、話が細かくなりますので、ここでは割愛します。

 なお、CIEは1986年にさらにL*、u*、v*系を定めました。この場合の変換式は次の通りです。これは現在のところJISには採用されていません。
  
  
  

 色差は上式と同様に計算します。





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